笑う金魚の方言 挨拶の達人
毎回ひとりの有名人が登場して、
方言とその地域独特の風習をおもしろ、おかしく紹介します。

***第一回のテーマは「激励」***
今回の達人
この春、卒業する人たちへ  佐竹雅昭(大阪弁)









毎度。佐竹やけど。
まっさらなHPの一発目に出てきたんやけど、めっちゃうれしいわ。
学校だけと違(ちご)うて、人生のいろんなシーンがあるわなあ。
そんでわいはなあ、この春、卒業する自分らへ、エールを送りたいと思てんねやわ。

人生、闘いやで。
勝った負けたではなくてねえ、闘いはあきらめたらあかんちゅうことや。
一度ぐらいなあ、負けたってなあ、そんなもん、そん次勝てばええんや。
でもなあ、びびってあきらめたら、その先、なんも得られへんでえ。
んなもん、たまたま運の悪かっただけやと開き直るのも大事でっせ、ほんま。
生まれ育った大阪ではなあ、粘りちゅうもんが肝心や。
先生(せんせ)からもなあ、親からも教えてもうた。
やりかけたことを途中で放(ほ)らんようにしたいもんやわ。
地元ではなあ、粘り強いことを「ド根性」とゆうて、めっちゃ誉めまわしけつかんねん。

粘りを生むのはなあ、ほんまに健康な身体やで。
せやから健康やったら、なんぼでもできると考えて
ガッツと根性で、厳しい社会をしばきたおしていこう。
わいもなあ、怪我せんようにめっちゃ頑張るわ。


解説

自分は大阪の北、吹田の出身です。
自分は東京に住んで10年になるんで、東京弁と言葉が混ざってしまっています。でも、大阪に帰って1時間もしゃべってると自然に大阪の言葉に戻ります。 きっかけになるのは、面白い言葉。
ささいなギャグをいう人が現れると、大阪弁が復活しますね。

よく「大阪の人は『もうかってまっか』ってすぐ言うと思われてるけど、そんなこと本当は言わないでしょ」と聞かれますけど、よく使いますよ、実際、子供でも。買い物いくでしょ。駄菓子屋でもおっちゃんに「もうかってんの」なんて、そこから始まる。で、「まけてやあ」と。「もうかってんやから、ええやんか」と、サービスしてもらう。

飴のつかみ取りでも「もう一回やらしてや。もうかってんねやろ」。で、おっちゃんは「んな、あほな! もうかってんかいな!」と切り返すわけです。
「おつり50万円」というのも当たり前でね。食堂とか行くと本当に言ってくる。おばちゃんに「なんぼ?」っていうと「200万円」。「はいはい、200万」って200円渡すと「ありがとお」って、そんな感じです。
他の人にこういう話すると「面白い」っていってくれるんですけど、僕らはもう、うんざりなんですよ(笑)。

『4月にはなあ、また試合があるけど、なにわのド根性で空手道の新境地を切り開いてみせたるで! よろしゅうな!』

今月の達人紹介
佐竹雅昭 - さたけ まさあき (空手家)
 大阪府吹田市出身。ウルトラマンや仮面ライダーのような超人に憧れ、中学生のころから独学で空手を始める。高校に入り、本格的に空手道場に入門。関西外語大卒業後、決定していた就職を辞退し、空手道場の職員となり空手の道に進む。
現在、PRIDEを主戦場に新たな闘いの場を求め、総合空手の確立に向けて修行中。
4月にはPRIDE20に出場予定。チケットの詳細、近況、本人執筆の日記などはホームページ「怪獣王国」http://www.monsterkingdom.com/へアクセスを。
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