笑う金魚の方言 方言翻訳
いろんなシチュエーションの会話文を方言に翻訳することで、
さらなる方言の魅力を探ります。

***第2回 「私の?あなたの??」***

私の?あなたの?
〜よく自分の持ちものを間違えるベリーは、「ひょっとして」と思ったら、確認するようにしています。〜
ベリー: 「ねえコータくん、このペン、私のよね?あなたのかしら?」
コータ: 「ちょっと見せて。これはきみのだね。」
ベリー: 「同じような形だから、わからなくなっちゃうのよね。今どうやって見分けたの?」
コータ: 「それは簡単だよ。見分けがつくように、ぼくのペンには小さい印を付けてあるから。」
ベリー: 「なんだ、そうだったのね。それじゃあ、コータくんのペンはどこにあるの?」
コータ: 「それが…、見つからなくて困ってるんだ。」
ベリー: 「あらら。だったら、しばらくこのペンを貸しておいてあげる。」
コータ: 「ありがとう。」




みなさんに翻訳していただいた結果はこちら

「私のよね?あなたのかしら?」と、一人称・二人称を含んだ会話文でしたが、
前回以上に、方言による違いが出たようです。
各地方の会話を読んでいると、全国を旅しているような気分になれるかも?


▼北海道
北海道弁(空知)私んでしょ?あんたのかい?(dora−tさん)
北海道は「〜かい?」という聞き方に特徴がありますね。
  「あらら」の部分は、「やいやいや」と訳されているのも、雰囲気が伝わってきます!
  北海道弁でしゃべりたくなったら、北海道弁chのカフェへどうぞ。



▼東北
津軽弁(東青)ワのだいの?オメ様のであたべが?(籐兵衛さん)
津軽弁わぁのだが?おめのだが?(理科太郎さん)
津軽弁(濃厚版)ワんだいな? オメのだな?(ジッコさん)
南部弁(八戸)わーのが?んがのが?(hiro104wさん)
津軽弁(東青)ワのンだよな?オメのンだが?(syuheiさん)
秋田弁(南部)おらのなだでな?おめなだべが?(ほんきなしさん)
鹿角言葉(秋田)おらのだが?おめのだが?(minamamaさん)
岩手県北弁おらおんだでゃな?なのだいが?(さんちさん)
岩手弁(和賀地方)俺のだか?おめえのだか?(元帥さん)
新庄弁おれなあべ?おめなだが?(藪やらさん)
西村山弁(山形)おれんなだずね?おまぇんなだがした?(三級さん)
山形弁(村山弁)オレのだよな?オメのだが?(kana-oneさん)
山形弁(村山弁)おれのだべ?おまえのだがした?(shangさん)
庄内弁おいなだよの?あんたなだがな?(きっちんさん)
福島(県北)おらのだべ?おめのだっけが?(ふじりんごさん)
一人称が、津軽だと「ワ」、秋田から福島にかけては、「おら」「おれ」「おい」など
  「オ」でまとまっています。「あらら」のバリエーションも豊かにそろっていて、
  「はらっはー」「ワイハッ」「んにゃさい」「じゃじゃじゃじゃ」「あいやや」など。
  また、「ありがとう」は福島弁では「どうもない」なんですね。DBにも登録がありました。



▼関東
茨城弁(下総)おらほーのが?おめげのか?(shimotsukariさん)
東京弁あたしのよね?あんたのかしら?(げきさん)
東京弁も、「こりゃきみんだね」「わかんなくなっちゃう」などに、特徴が出ていますね!
  shimotsukariさんのスレッドでは、「い」と「え」の発音について、
  興味深い話題が続いています。



▼中部(甲信越)
上越弁(新潟)おらんがだわね?おまんがかね?(毘沙門天さん)
新潟弁・県央あたりおらんがぁよねぇ?あんたんがぁらろっか?(えちご屋さん)
新潟弁(新潟市)おらんがんらろ?おめさんのらけ?(CP9A-SNGFさん)
新潟弁(魚沼・年寄りバージョン)おれんがだよなぁ?おめぇんがだかやぁ?(kemeさん)
新潟県 西蒲原郡おれんのられねー?なーんのらったかやー?(cyamiさん)
信州弁(北信老人Ver.)あたしんのかやぁ?あんたのかい?(りょうちさん)
甲州弁(国中)あたいのけ?じぶんのけ?(スチャンガさん)
甲州弁おれんだよな?おまんのじゃねぇよな?(hydemanさん)
「おまん」「あんたん」「なーん」「じぶんの」など、
  甲信越地方では、いろんな二人称が使われているようです。
  甲州弁では語尾の「〜じゃん」が特徴的ですね。



▼中部(北陸)
富山県・富山私のがけ?あんたのがけ?(うめたろうさん)
富山弁(呉東)あたしのんやよね。あんたのがんかねぇ(まぁ風さん)
石川県 能登おらのがけ?おまんのがけ?(はんにょもさん)
福井弁私のやがのぉ?あんたのけ?(貴乃国さん)
「これは」が「か(ぁ)」に、「それは」が「さ」になる富山弁訳は、コンパクトな印象。
  富山弁chDBに載っている「かぁ」の用例「かあまぁか〜かかぁ〜か」の意味が気になります!



▼中部(東海)
岐阜弁わっちのかな?おまはんのかな?(まーくんさん)
東濃弁(岐阜・恵那)儂のやて?おんしのかなも?(まつさん)
岐阜弁(岐阜市北部の一部)わっちのやったか、おんしのやったか(kenkunさん)
名古屋弁わたしのきゃ〜、おみゃ〜さんのきゃ〜?(勤勉亭親不孝さん)
三河弁(東三河)私んかやぁ?あんたんかやぁ?(JUNKさん)
静岡(伊豆)弁ウチんがだら?アンタんがかなぁ?(MYUIさん)
岐阜弁では、コータくんに呼びかける言葉に注目。
  「なもコータさ」「やいコータくん」といった言い方になるのですね。
  名古屋弁は、「〜」の多さで一目でそれとわかります!
  同じ愛知県でも三河弁では、「見してみりん」「なんだん、そうだっただかん」
  「どこにあるだん」…と、語尾「〜ん」に特徴があるようです。
  もっと違いを知りたくなったら、名古屋弁chのカフェ三河弁chのカフェに行ってみてね!



▼近畿
関西弁うちのんやなぁ?あんたのんかぁ?(スイートポテトさん)
関西弁あたしのよな? そっちのやった?(みやまさん)
大阪弁うちのん?じぶんのん?(紫姫さん)
大阪弁私の?自分の?(喜裕君さん)
大阪弁うちのやんなぁ?あんたのんかな?(タヌキさん)
大阪弁(ちょっとあきんど風)うちの?それともあんたの?(あずきさん)
大阪弁うちのん?あんたのん?(かなりん♪さん)
泉州弁(大阪南部)アーシ(←アタシ)のんけ?自分のんけ?(イナズマさん)
大阪泉州地方私のやんな?自分のかな?(tiyodahamaさん)
摂津・河内・和泉方言、入り乱れあてのだっしゃろか。あんたはんのだっしゃろか(近畿人さん)
メディアっ子の関西弁私のよね? あんたのん?(近畿人さん)
京都弁わたしのやなあ?あんたのやった?(みやこひでお♪さん)
京都弁私のやなあ?あんたのやろか?(トリケラさん)
奈良弁私のんやなぁ?あんたのんかぁ?(elmaさん)
大津(やや京都も入りつつ)
やや年配女性同士
うちのんやんね?それともおうちのんやろか?(ばるふぁんさん)
兵庫神戸弁あたしのんやんなぁ?あんたのんかな?(まゅりんごさん)
大阪では、二人称に「自分」を使う方が多いようですね。
  関西弁chのDBにももちろん登録されていました。
  泉州弁(イナズマさん)の、「それがやなぁ…、わからんよーになって困ってんやんけ!」
  「なんやそれ。」という掛け合いには笑ってしまいました。(泉州では普通なのでしょうか?)
  大津弁は、本当に女性同士で喋っている場面が思い浮かびました。
  最後のお礼のセリフにも注目です!



地方の記載がありませんでしたが、こちらも関西弁でしょうか?よろしければ教えてください。
うちの?あんたのん?(tkueharaさん)
わたしのんやんな?あんたのん?(hinaさん)



▼中国
鳥取県米子弁うちの?おまぇのかや?追加(oki2363さん)
岡山弁わたしのじゃがなぁー?あんたのかな?(sippoさん)
岡山弁(北)うちのじゃなああ?あんたのん?(たあちゃんさん)
岡山弁(東部)私のよなー?あんたのかなー?(あーやんさん)
出雲弁おらのだが?わのかいな?(ぷったらさん)
出雲弁わわがかいの?わがやつかいの?(まさ1970さん)
福山弁私のんよね?あんたのんかな?(774さん)
広島弁(芸南)わたしんよね?あんたんかね?(もーらさん)
備後弁うちのんよね?あんたのんかなあ?(いくっさん)
山口弁私のやぁね?あんたのかいねぇ?(はぁちゃんさん)
中国地方の中でも、出雲弁だけは二人称が「ワ」になっていますね。
  東北では「私」を指す「ワ」が、出雲では「あなた」という意味になるのは不思議です。
  ありがとうの「だんだん」は、出雲のほか、米子でも使われているのですね。



▼四国
阿波弁わいのんじょなあ?おまはんのかいな?(まろんぷりんさん)
阿波弁あたしのんよなぁ?あんたのんかいな?(Nightさん)
阿波弁(県南)うちのんよねー?ほれともおまはんのんけー?(おだいっさん)
阿波弁県央女性言葉あたしのんじゃわなあ?あんたのんかいな?(まろんぷりんさん)
讃岐弁私のんかいの?あんたのんかいの?(しのきちさん)
讃岐弁おたいのやんな?あんたのかいな?(Akifuさん)
伊予弁うちの(ん)かいね?あんたの(ん)かいね?(ミキ@オレンジさん)
伊予弁(愛媛・中予)私のやろ?それともあんたの?(mon-roeさん)
伊予弁(南予)うちのよな?あんたんが?(てーるさん)
伊予弁(松山市内)うちの?あんたの?(りょうさん)
土佐弁私のがでねー?あんたのがかえ?(puffさん)
土佐弁(お年寄りバージョンあていのがぞのう?おまさんのがかね?(puffさん)
土佐弁(男同士バージョン)おらのがぞねや?おまんのがかねや?(puffさん)
阿波弁は、「ほーだったんでー」「ほしたら」「ほれがな」「ほーなん」のように、
  頭の「ソ」は「ホ」という発音になることが多いよう。
  讃岐弁では、「真っつい」ってなんだろう?と思いましたが、「似ている」ことを
  「つい」と言うんですね。讃岐弁chのDBに載っていました。
  土佐弁には、3つもバージョンを寄せていただきました。
  「私の」「あていの」「おらの」と、同じ方言でも話し手によって違うことがわかりやすいです。



▼九州
博多弁あたきんとやろう?あたきんとかいな。(有名人さん)
大分方言わしんじゃよなあ?あんたんのじゃねぇよなあ?(あばぎゃるさん)
長崎弁おいんと?わいんと?(vitzさん)
熊本弁(ちょっと古め)あたしがつたいね。あたがつじゃなかろ?(りんぞ〜さん)
熊本弁おっがつ?わっがつ?(ramjhiさん)
博多弁は「そらきやすかこったい」「コータ君とはどこな?」 と、
  はっきりした発音が多くて、歯切れのいい印象を受けました。
  長崎弁は、二人称が「わい」で、出雲弁と少し似ているかも…?
  熊本弁の「あなたの」は「あたがつ」「のさん」(のさーん)もいい言葉ですね。



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