阿波徳島(里分)です。
設問の軽い命令形「まい」ですが、阿波弁では、「くる」に「まい」 を接続させると、「くるまい」となり、これは命令形ではなくなります。 この場合、推量となり、例を挙げると
「う〜ん、この調子やったら、もうあいつは来るまいて。(くるまいて)」 (う〜ん、この調子だったら来ないだろうな。)
と言うようになります。そして、かなり古風な言い回しです。
軽い命令であれば、弱い口調で語幹を長音化し、時にはこれに助詞が 接続して、
「きー」 「きーよ」 「きない」 「きないよ」
となります。
参考までに、里分の語形変化を簡単に書いておきます。 1.来(こ)ない けえへん きいへん きいひん 2.来(こ)よう きよ きよや(未来意志) きよう きよる(現在進行形) こよ こよや(未来意志) 3.来(こ)させる こさす 4.来(き)た きた 5.来(き)なさい きー きーよ きない きないよ こい こいよ(語気を弱めて丁寧) 6.来(き)ている きとる 7.来(く)る くる 8.来(く)れば きたら きたぁ 9.来(こ)い きー きーよ(弱意だが、語気を強めると強意) こい こいよ(語気を強めると強意) きーっちょんでないか(2度目、3度目の意思表示で強意の時) きーっちょんでないで こいっちょんでないか こいっちょんでないで
|